大浮(読み)おおうき

精選版 日本国語大辞典 「大浮」の意味・読み・例文・類語

おお‐うきおほ‥【大浮】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 勝負などで大勝すること。利益などがはなはだしく多いこと。
    1. [初出の実例]「『コレ、また日上げを貸せと云ふまいよ』『なにサ、今日は大浮(オホウ)きサ。そこで姐御、一升買って来ました』」(出典歌舞伎絵本合法衢(1810)四幕)
  3. 大いに浮かれること。
    1. [初出の実例]「今夜は木母寺の、半右衛門がところで、夜明しの大浮(オホウ)きと洒落やせう」(出典:歌舞伎・御国入曾我中村(1825)中幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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