最新 地学事典 「大町APmテフラ群」の解説
おおまちエーピーエムテフラぐん
大町APmテフラ群
Omachi APm tephra group
飛驒山脈南部の水鉛谷給源火道から40〜30万年前ころに噴出した複数の流紋岩質テフラであり,黒雲母や石英を含む。岩相からクリスタルアッシュとも呼ばれる。降下テフラは下位よりA1Pm〜A5Pm,Tky-Ng1からなり,このうちA1Pmは中部・関東にかけてのローム層や海成層中で検出されている。Tky-Ng1は東海,近畿,四国西部に分布する。給源となる火山体は失われているが,火砕流堆積物は付近の尾根や礫層中に残存している。参考文献:鈴木毅彦ほか(1990) 第四紀研究,Vol. 29: 105
執筆者:鈴木 毅彦
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

