…長野県北西部,松本盆地の北端にある市。1954年大町と平,常盤,社の3村が合体,市制。人口3万1020(1995)。中世の豪族仁科氏の居城があったことから,仁科神明宮(本殿,中門,釣屋は国宝),若一王子(にやくいちおうじ)神社(重要文化財)をはじめ文化財が多く,仁科氏文化圏の中心とされる。江戸時代の大町は糸魚川(千国(ちくに))街道に沿い,北方の姫川渓谷と南方の盆地平たん部との接点にあたるため市場町として発展した。…
※「大町山岳博物館」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」