大白衣(読み)ダイビャクエ

デジタル大辞泉 「大白衣」の意味・読み・例文・類語

だい‐びゃくえ【大白衣】

大白衣法」の略。
《「大白衣観音」の略》三十三観音の一、白衣観音のこと。

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精選版 日本国語大辞典 「大白衣」の意味・読み・例文・類語

だい‐びゃくえ【大白衣】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙だいびゃくえほう(大白衣法)」の略。
  2. [ 2 ]だいびゃくえかんのん(大白衣観音)」の略。
    1. [初出の実例]「葉衣白衣同異如何。述者云、名号雖異、其意同也。白身即白衣菩薩。大白身即是大白衣也。白衣観自在亦名白処尊」(出典阿娑縛抄(1242‐81頃)九四)

おお‐びゃくえおほ‥【大白衣】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 肌着の白の小袖、または帷子(かたびら)
    1. [初出の実例]「大白衣(オホビャクエ)にてはうはう仁和寺殿へまゐり」(出典:平治物語(1220頃か)中)
  3. おおびゃくたん(大白単)日葡辞書(1603‐04)〕

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