大磧神社(読み)おおかわらじんじや

日本歴史地名大系 「大磧神社」の解説

大磧神社
おおかわらじんじや

[現在地名]大鹿村大河原 市場

大河原おおかわらの中心地市場いちばにある。祭神は建御名方命。平安時代の手法による四体の神像を有する。当社のほかに、文満ぶんまにある松平まつだいら神社も僧形八幡像をはじめ四体の神像を有し、小渋こしぶ川上流釜沢かまさわの釜沢神社も一体の八幡像を神体としている。いずれも檜ないしは桂の一木造の男神像で、技法は荒削りで田舎びて稚拙であるが、藤原期の手法によるものとされている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android