大積寺山(読み)たいしやくじやま

日本歴史地名大系 「大積寺山」の解説

大積寺山
たいしやくじやま

土塚つちづかの南東部にある字大積寺の区域に属し、甲府盆地東縁で御坂みさか山地東端に位置する山塊。東に京戸きようど山、南にあさひ山、北に蜂城はちじよう山・大文字だいもんじ山などが続き、西は中沢なかざわ集落で、大積寺山からの渓流が西流した大石おおいし川が扇状地を形成する。地内の森林面積は現在約二一六ヘクタールで恩賜県有財産、保護団体は大積寺山恩賜林保護財産区である。「甲斐国志」には「門前・土塚・狐新居・新巻・神沢・東新居六村入会ニシテ山税米五石余貢上ス」とみえ、門前もんぜん村の広厳こうごん院領と錯綜して隣接していたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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