大篠村(読み)おおささむら

日本歴史地名大系 「大篠村」の解説

大篠村
おおささむら

[現在地名]津山市大篠

東北条とうほくじよう郡に属する山村で、西は上横野かみよこの村、北は成安なりやす(現苫田郡加茂町)で、その境界に標高八三一・八メートルの天狗寺てんぐじ山がそびえる。文暦二年(一二三五)九月九日の官宣旨(美作古簡集)に記す高倉たかくら庄の四至に「北限大佐々郷」とある。元禄一一年(一六九八)以後も津山藩領。正保郷帳では田方六六一石余・畑方一一三石余、元禄一〇年の美作国郡村高辻帳では九八五石余、うち改出高一五四石余・開高五六石余。文政元年(一八一八)の津山領郷村帳では東分・西分に分れ、東分四七五石余・西分五一〇石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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