大聖護国寺(読み)だいしようごこくじ

日本歴史地名大系 「大聖護国寺」の解説

大聖護国寺
だいしようごこくじ

[現在地名]高崎市八幡

八幡宮の東隣にある。真言宗豊山派、神通山遍照院と号し、本尊は不動明王。寺伝によれば建保三年(一二一五)、定弘が山城醍醐寺で天皇の病平癒の祈祷をし、天皇より祈祷の本尊である不動明王を拝領東国に下向して当寺を建立したという(八幡村誌)。至徳元年(一三八四)八月三日付大日経疏愚草奥書(宝生院蔵)に「上州八幡大聖寺遍照王院」本によって書写したことが記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android