大荒比古鞆結神社(読み)おおあらひこともゆいじんじや

日本歴史地名大系 「大荒比古鞆結神社」の解説

大荒比古鞆結神社
おおあらひこともゆいじんじや

[現在地名]マキノ町浦

滋賀県マキノ町うら友井ともいにある。祭神は大荒比古神社は豊城入彦とよきいりひこ命・大荒田別おおあらたわけ命、相殿大己貴おおなむち命・須勢理姫すせりびめ命、鞆結神社は天忍日あまのおしひ命・誉田別ほんだわけ命。旧郷社。もとは別々の二社であったが、文保年間(一三一七―一九)大荒比古神社を荒道あらち山下から鞆結神社境内に移し、旧社を拝殿としたという。延元元年(一三三六)新田義貞恒良親王を奉じて北国に向かった折、当社に参拝して大刀一振を奉納したと伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android