日本歴史地名大系 「大西神社」の解説 大西神社おおにしじんじや 愛媛県:川之江市金川村大西神社[現在地名]川之江市金田町金川主祭神は天正年間(一五七三―九二)この地で戦死した大西備中守元武とその子小次郎。元武父子をかくまった山川国秀の子国武が慶長年間(一五九六―一六一五)に創建したとされる。もと東金川神(ひがしかながわかみ)ノ内(うち)にあったが、明治七年(一八七四)現在地の大津山(おおつやま)に移した。旧村社。「西条誌」に「大西社、額殿三間五間、但舞台兼用」とあり、現社殿にも舞台がある。旧社地には大西元武父子の墓が残る。父子の位牌が三角(さんかく)寺に残るという。大踊・小踊が五月九日、一〇日(もとは七月九日、一〇日)の祭礼に奉納される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by