大跡新田(読み)おおあとしんでん

日本歴史地名大系 「大跡新田」の解説

大跡新田
おおあとしんでん

[現在地名]養老町小倉おぐら

有尾ありお村の西、津屋つや川の左岸にある。西は小倉村。江戸初期に開発された。開発は小倉村の庄屋七兵衛・庄屋権四郎らが中心になって行ったが、元禄四年(一六九一)には完成していたらしく、本村である北方の大跡村庄屋彦右衛門・庄屋源右衛門が小倉村両庄屋宛に新田に対して後後まで大跡村はかまわず、小倉村の取扱地となることを約している(「大跡新田開発証文」栗田文書)。開発以降幕府領で、臼井本元禄郷帳には大跡新田とみえ、高三〇九石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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