デジタル大辞泉
「大過」の意味・読み・例文・類語
たい‐か〔‐クワ〕【大過】
1 大きなあやまち。大変な失敗。「大過なく定年まで勤める」
2 きわめて大きいこと。
「陸奥と云ふは、如何ほどのひろき国ぞと問ひ給へば、―の国にて候」〈義経記・一〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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たい‐か‥クヮ【大過】
- 〘 名詞 〙
- ① ( 形動 ) ( 「太過」とも ) 程度がはなはだしいこと。大き過ぎたり多過ぎたりすること。また、そのさま。
- [初出の実例]「陸奥と云ふは、如何ほどのひろき国ぞと問ひ給へば、大過の国にて候〈略〉と申す」(出典:義経記(室町中か)一)
- 「故に何ほど専精に心を用ふとも、これにて太過なりとすることなし」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一)
- ② ひどい間違い。大きな誤り。大変な過失。〔文明本節用集(室町中)〕
- [初出の実例]「街巷(ちまた)の評説不レ足レ信と云ども其情実を論ずるに至らば大過なきに近からんか」(出典:新聞雑誌‐二一号・明治四年(1871)一一月)
- [その他の文献]〔論語‐述而〕
- ③ 易の六十四卦の一つ。

上卦は兌(沢)、下卦は巽(風)。沢風大過ともいう。四陽が中に集まり、二陰が外にあるので、陽が盛大に過ぎるさま。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「大過」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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