専精(読み)センセイ

デジタル大辞泉 「専精」の意味・読み・例文・類語

せん‐せい【専精】

[名・形動]
精神を集中すること。また、そのさま。
「何ほど―に心を用うとも」〈中村訳・西国立志編
物事に非常に詳しいこと。また、そのさま。
諸術に―なること」〈蘭学階梯

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「専精」の意味・読み・例文・類語

せん‐せい【専精】

〘名〙 (形動)
① (━する) 精神を一つの事に集中すること。また、そのさま。
蘭東事始(1815)下「爾後益々専精して、数多訳説をもなし」 〔論衡‐儒増〕
② 物事にきわめてくわしいこと。また、そのさま。
解体新書(1774)凡例「唯独於斯業。専精得以明一レ之」

せん‐しょう ‥シャウ【専精】

〘名〙 仏語。心を専一にして精進すること。
三帖和讚(1248‐60頃)高僧「専精にこころをかけしめて、つねに念仏せしむれば、諸障自然にのぞこりぬ」

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普及版 字通 「専精」の読み・字形・画数・意味

【専精】せんせい

専一。

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