大部郷
おおべごう
小豆島北部海岸のほぼ中央に位置し、福田郷(現内海町)の西、北は瀬戸内海に面する。中央部を嶮岨山に源を発する桂川が北流する。西に妙見崎が突出して湾内に弁天島・大島・中之島などの小島が点在する。近世小豆島九郷の一つで、大部村を本村とし、小部村、琴塚村(田井琴塚村とも)を枝村とした。しかし郷の称は通常用いられず、大部村というのが一般的であった。慶長一〇年(一六〇五)検地時には小海郷・福田郷とともに北浦組のうちで、郷高一四三石余(小豆島全図)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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