大野 耐一(読み)オオノ タイイチ

20世紀日本人名事典 「大野 耐一」の解説

大野 耐一
オオノ タイイチ

昭和期の実業家 元・トヨタ自動車工業副社長。



生年
明治45(1912)年2月29日

没年
平成2(1990)年5月28日

出生地
中国・大連

出身地
愛知県刈谷市

学歴〔年〕
名古屋高工(現・名古屋工業大学)機械科〔昭和7年〕卒

主な受賞名〔年〕
藍綬褒章〔昭和48年〕,労働大臣功績賞〔昭和49年〕,勲三等旭日中綬章〔昭和57年〕

経歴
昭和7年豊田紡織に入社。以来40数年、生産管理技術一筋に生きる。18年トヨタ自動車工業(のちトヨタ自動車)に移り、24年機械工場長、29年取締役、39年常務、45年専務、50年副社長に就任。53年相談役を経て、54年退社。また、豊田紡績会長、相談役、豊田合成会長、相談役を歴任。一切のムダを排除することで生産効率を上げることを狙ったトヨタ生産方式、俗にいう“かんばん方式”(プレート品名、品番、数量を記入した、一目でわかる管理方式)の生みの親。トヨタを世界のビッグスリー一角に並ぶまで育てた功労者。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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