大野見宿命神社(読み)おおのみのすくねのみことじんじや

日本歴史地名大系 「大野見宿命神社」の解説

大野見宿命神社
おおのみのすくねのみことじんじや

[現在地名]鳥取市徳尾

徳尾(とくのお)集落北東の孤立丘陵丸(まる)山に鎮座。祭神は大野見宿禰命。旧郷社。創立年代は不明だが、「延喜式」神名帳に載る高草郡七座のうち「大野見(オホノミノ)宿禰命神社」に比定される。「三代実録」貞観八年(八六六)一〇月八日条に、無位大野見宿禰神が従五位下に叙せられた記事がみえる。野見宿禰は出雲国の勇士で相撲起源伝承の神として知られ、土師部の祖神ともされる(「日本書紀」垂仁天皇七年七月七日条・同三二年七月六日条など)。当社は天慶三年(九四〇)九月二日の因幡国高草郡公文預東大寺領高庭庄坪付注進状(東南院文書)にみえる濃美(のみ)郷、「和名抄」記載の高草郡能美(のみ)郷と関連し、同郷内に居住した土師部が奉斎したものと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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