大門を打つ(読み)オオモンヲウツ

精選版 日本国語大辞典 「大門を打つ」の意味・読み・例文・類語

おおもん【大門】 を 打(う)

  1. 遊郭の大門を閉じる。遊里で事件が起こったとき、罪人を調べるために、大門を閉じて人の出入りを禁じる。
    1. [初出の実例]「町中俄に騒出し、棒よ熊手よ提灯出せ、大門うてとひしめけば」(出典:浄瑠璃・山崎与次兵衛寿の門松(1718)上)
  2. ( 大門を閉じて他の客のはいるのを許さないところから ) 遊郭中の遊女を総揚げにして豪遊することをいう。
    1. [初出の実例]「本町の角屋敷をなげて大門を打は、人の心の花にぞありける」(出典:洒落本・通言総籬(1787)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む