日本歴史地名大系 「大門古墳」の解説 大門古墳だいもんこふん 山口県:豊浦郡豊浦町黒井村大門古墳[現在地名]下関市豊浦町大字黒井 大門響(ひびき)灘沿岸地域のなかで比較的まとまった面積を有する川棚(かわたな)・黒井(くろい)平野を望む、標高三〇メートルの舌状台地の先端に築かれた古墳時代後期(六世紀前半)の前方後円墳。山口県下の前方後円墳の分布が瀬戸内沿岸に集中するなかで、響灘沿いに展開する数少ない首長墓である。当地域には古墳時代後期の一〇〇を超える群集墳が存在するが、大門古墳はその盟主的存在である。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by