大阪・東住吉事件

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大阪・東住吉事件

1995年7月22日夕、大阪市東住吉区で住宅火災が起き、青木恵子あおき・けいこさん(51)の長女めぐみさん=当時(11)=が風呂場で焼死した。大阪府警は災害死亡保険金1500万円をだまし取る目的で放火、殺害したとして9月、青木さんと、同居朴龍晧ぼく・たつひろさん(49)を逮捕。2人は公判では一貫して無罪を主張したが、大阪地裁は99年、捜査段階の朴さんの自白を信用できるとして起訴内容を認定し無期懲役を言い渡した。二審大阪高裁、最高裁も支持し2006年に確定。2人は09年に再審請求し、12年3月に地裁が再審開始を認める決定を出した。大阪高裁は今月23日にあらためて再審開始を認め、検察側の即時抗告を退けた。

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