大阿太古墳群(読み)おおあだこふんぐん

日本歴史地名大系 「大阿太古墳群」の解説

大阿太古墳群
おおあだこふんぐん

[現在地名]五條市東阿田町

東阿田ひがしあだ集落の北側丘陵上およびその斜面に点在する二十数基の古墳。多くは径一〇メートル前後の円墳。西阿田共同墓地の北丘陵上にある大阿太第一三号墳が、昭和三一年(一九五六)に発掘調査され、粘土槨と思われる朱をまぜた粘土が部分的に残り、鉄鏃・鉄斧頭・土器片が検出された。また棺槨の西側に接して、須恵器坏三と多数の土製の丸玉、南側から須恵器の坏・蓋・提瓶・坩、土師器の坩・滑石製紡錘車などを出土。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android