大陸的(読み)タイリクテキ

デジタル大辞泉 「大陸的」の意味・読み・例文・類語

たいりく‐てき【大陸的】

[形動]
大陸に特有なさま。いかにも大陸らしいさま。「大陸的な気候風土
心が広く小事にとらわれないさま。また、性格がのんびりしているさま。「大陸的なものの考え方

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精選版 日本国語大辞典 「大陸的」の意味・読み・例文・類語

たいりく‐てき【大陸的】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙
  2. 自然や風土が大陸に特有の性質であるさま。
    1. [初出の実例]「けれども今そこには、黄河の流域を連想せしめる、大陸的な色彩は少しも無かった」(出典:学生時代(1918)〈久米正雄〉求婚者の話)
  3. ( 比喩的に ) 細かい事にこだわらず、のんびりした性質であるさま。することや考えることの規模が大きいさま。また、大まかで、細やかさや味わいに乏しいこと。
    1. [初出の実例]「米国婦人が、英国婦人から受ついだアングロサキソン的の血管に、欧洲の大陸的(タイリクテキ)思想白血球皮下注射を受けてゐる事が窺はれる」(出典:欧米印象記(1910)〈中村春雨〉紐育雑記)

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