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白血球 はっけっきゅう leukocyte

翻訳|leukocyte

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

白血球
はっけっきゅう
leukocyte

血液の細胞成分の一つ。白色に見えるためにこの名がある。骨髄に由来する顆粒球と単球,リンパ組織に由来するリンパ球の3種がある。顆粒球はさらに好中球,好酸球,好塩基球に分れ,外界から体内に侵入する細菌や異物に対して,食作用により防御の役割を果している。

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デジタル大辞泉の解説

はっ‐けっきゅう〔ハクケツキウ〕【白血球】

血液を構成する成分の一。骨髄リンパ節などでつくられ、形は不定で核があり、生体の防御に関与。顆粒性(かりゅうせい)の好酸球好中球好塩基球などと、無顆粒性のリンパ球単球などに分けられる。顆粒白血球と単球は遊走性があり、食作用によって侵入した細菌・異物などを消化分解する。リンパ球はその細菌などの抗原に対して抗体をつくり、免疫作用をもつ。WBC(white blood cell)。

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百科事典マイペディアの解説

白血球【はっけっきゅう】

血液の有形成分の一つ。赤血球の対。ヘモグロビンを持たず白く見えるためこの名がある。有核細胞で,細胞質内の顆粒(かりゅう)の有無により顆粒細胞と無顆粒細胞に大別される。
→関連項目炎症血球造血幹細胞移植ソリブジン伝染性単核症白血球減少症白血球増加症白血病マクロファージ有機スズ(錫)化合物

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栄養・生化学辞典の解説

白血球

 血球のうち,赤血球血小板を除く細胞.核を有する.リンパ球などが含まれる.

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世界大百科事典 第2版の解説

はっけっきゅう【白血球 leucocyte】

白血球とは赤血球に対比した呼称で,呼吸色素をもたない血球の総称である。多くの白血球はその胞体内に顆粒(かりゆう)をもち,その染色性から好酸性,好塩基性,ヘテロフィルおよび好中性白血球と呼ばれている。無脊椎動物の白血球は,脊椎動物のそれらと同じく貪食能をもち,胞体内の顆粒は個体防御機構になんらかの形で役だっていると考えられている。無脊椎動物では白血球は間葉組織からランダムに産生され,消滅すると考えられる。

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大辞林 第三版の解説

はっけっきゅう【白血球】

血液の有形成分の一。骨髄・脾臓・リンパ節で作られる。赤血球より大きく、無色で核があり、顆粒白血球(好中球・好酸球・好塩基球)・リンパ球・単球に分けられる。活発に活動し、好中球や単球は細菌や異物を食菌し、リンパ球は免疫に関与する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

白血球
はっけっきゅう

血液中に含まれる有形成分の一つ。白血球の数は血液1立方ミリメートル当り6000~8000個で、赤血球数の500ないし1000分の1ほどである。しかし、その種類は豊富で、原形質内に顆粒(かりゅう)をもった顆粒白血球として中性好性、酸好性、塩基好性白血球があり、無顆粒白血球としてリンパ球、単核細胞がある。そのうち、中性好性白血球(好中球)が全体の約60%、リンパ球が30%を占める。白血球の働きは生体の防御作用にある。その作用の第一は、侵入した細菌、異物などを貪食(どんしょく)することである。このため、白血球は目的の場所までアメーバ運動によって到達しなければならない。この性質を遊走性といい、中性好性白血球がとくに優れている。一方、単核細胞は遊走性は鈍いが、細菌を貪食する力は中性好性白血球の10倍もある。したがって、前者は急性、後者は慢性感染のときによく増えるという特徴がある。第二の白血球の働きは、免疫による生体の防御作用である。これはリンパ球の働きによる。そのうちTリンパ球(T細胞)とNK細胞は細胞免疫によって、直接侵入した外敵やウイルス感染した細胞を攻撃する。一方、Bリンパ球(B細胞)は免疫グロブリンをつくることによって、細菌、毒素などの作用を無力化する。免疫グロブリンにはIgM, IgG, IgA, IgD, IgEの5種類がある。このように、白血球は生体を防衛するうえでたいせつな成分であるから、白血球数が1立方ミリメートル当り5000以下になると危険な状態となる。とくに、顆粒白血球減少症の場合、2000以下となると身体の抵抗が極度に衰え、死亡率が高くなる。白血球は、血管内からどんどん組織に出ていくため、その寿命を正確に測定することは困難であるが、一般には、顆粒白血球で10日前後、リンパ球の大部分は100~200日、一部は3~4日と推定されている。[本田良行]

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世界大百科事典内の白血球の言及

【炎症】より

…1793年J.ハンター(スコットランドの外科医)は,炎症とは病気ではなく,個体に有益な効果を起こすための反応〈生体防御反応〉であるという考えを導入した。コーンハイムJulius Cohnheim(1839‐84)は,炎症の起こる経過をカエルの腸間膜を用いて顕微鏡で観察し,炎症の初めに血管が拡張し,次いで血液の流れが変化し,そして白血球や血清が血管からしみ出る(滲出という)ことを記載し,炎症の実験的研究の口火を切った。この観察は現在でも確認されている重要な知見であった。…

【化膿】より

…組織の損傷部に多量の好中球が集まり,組織の融解が起こり,局所に濃厚な液を貯留することをいう。この濃厚な滲出液を膿(うみ)といい,その内容は,多量の白血球,生菌や死菌,繊維素,液性成分,細菌,組織や白血球の崩壊産物,それに由来するコレステロール,レシチンなどの脂質,多量のDNAから成る。化膿の原因は細菌感染が最も多いが,白血球の走化をひき起こすような化学物質によっても無菌的な化膿が起こる。…

【血球】より

…無脊椎動物の血球は一定の細胞回転をとらずランダムに産生されるが,一部の進化した動物群では脊椎動物の造血に類似した細胞回転のあることが知られている。鳥類までの脊椎動物の血球は,最も未分化な円口目メクラウナギ類を除き,赤血球,リンパ球と顆粒(かりゆう)球(この二つを合わせて白血球ともいう)および栓球の4種類が区別される。形態学的に,これらの動物では赤血球と栓球はともに有核細胞で,ともに血管内で産生される。…

【膿瘍】より

…主として化膿性の細菌(ブドウ球菌,連鎖球菌,肺炎双球菌,髄膜炎菌,リン菌)の感染により生ずる炎症である。初期は白血球のうちの好中球の集まったものであるが,しだいに組織の融解壊死を伴って大きくなる。このときのうみの成分は好中球のみならず壊死に陥った組織や死滅した細菌および滲出液から成っている。…

【白血病】より

…認知すべき原因もなく白血球系のある細胞が無制限に増殖し,これら増殖した白血球が血液中に出現ないし増加する病気。血液の悪性腫瘍ともいうべき病気である。…

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