天下御免(読み)テンカゴメン

デジタル大辞泉 「天下御免」の意味・読み・例文・類語

てんか‐ごめん【天下御免】

公然と許されること。はばかることなく堂々と振る舞えること。

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精選版 日本国語大辞典 「天下御免」の意味・読み・例文・類語

てんか‐ごめん【天下御免】

  1. 〘 名詞 〙 することを公然と許されること。世間一般に公認されているさま。
    1. [初出の実例]「必竟は米を帳に書たる迄にて、天下御免の大博奕と云者也」(出典:草茅危言(1789)九)

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四字熟語を知る辞典 「天下御免」の解説

天下御免

することを公然と許されること。世間一般に公認されている様子

[使用例] でも、ほんとうに、天下御免のストリイト・ガアルとなるまでには、どれほどの苦労をつまねばならないことやら[川端康成*浅草日記|1930]

[使用例] 坊さんは、どんな家庭の奥の間にも、ズカズカ入って行けるから有利なんだ。一たん信用されれば、医者とおなじことで、天下御免の自由出入ができるんだ[武田泰淳快楽|1960]

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