天与(読み)テンヨ

精選版 日本国語大辞典 「天与」の意味・読み・例文・類語

てん‐よ【天与】

  1. 〘 名詞 〙 天から与えられるもの。天のあたえ。
    1. [初出の実例]「喩富貴於浮雲。誠天与也」(出典本朝文粋(1060頃)一・河原院賦〈源順〉)
    2. 「君主の尊き由縁を一に天与に帰して」(出典:文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉一)
    3. [その他の文献]〔史記‐淮陰侯伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「天与」の読み・字形・画数・意味

【天与】てんよ

天が与えたもの。〔史記、越世家〕蠡(はんれい)曰く、~天與取らざれば、反つて其の咎(とが)を受く。

字通「天」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android