天中節(読み)テンチュウセツ

デジタル大辞泉の解説

てんちゅう‐せつ【天中節】

陰陽道(おんようどう)で、火災・盗難・疾病・口舌の災いを払うために門などに貼る札。陰暦8月1日の日の出前に貼り出す。
陰暦5月5日の午(うま)の刻の称。

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大辞林 第三版の解説

てんちゅうせつ【天中節】

陰暦八月一日、日の出前に門柱などにはる守り札。近世の俗信で、火災・盗難・疫病・口舌の災いをはらうのに効験があったという。
陰暦五月五日の午うまの時の称。 〔下学集〕

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精選版 日本国語大辞典の解説

てんちゅう‐せつ【天中節】

〘名〙
① 中世から近世にかけての俗信で、火災・盗難・疾病口舌の災いをはらうために門柱などに書くことば。また、このことばを記した守札。旧暦八月朔日(ついたち)の日の出前に貼り出すものという。《季・秋》 〔拾芥抄(13C‐14C)〕
② 旧暦五月五日の午の時をいう。天中の節。〔元和本下学集(1617)〕

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世界大百科事典内の天中節の言及

【端午】より

…すなわち,端午ははるか古く竜をトーテム信仰する長江(揚子江)下流域の呉・越族の風俗として始まり,後漢以後,呉・越地域が開発されるにしたがい,中原文化との接触を通して長江上流域や北方の各地に広がっていったという。【稲畑 耕一郎】
[朝鮮]
 旧暦5月5日は天中節ともいわれ,四大名節の一つである。朝鮮の端午の諸行事は二つのグループに大別できる。…

※「天中節」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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