天人花(読み)テンニンカ

デジタル大辞泉 「天人花」の意味・読み・例文・類語

てんにん‐か〔‐クワ〕【天人花】

フトモモ科の常緑小低木。沖縄など暖地に自生し、高さ約2メートル。葉は長楕円形でやや厚い。夏、紅紫色の5弁花を開く。実は暗紫色に熟し、ジャムなどにする。温室で栽培もされる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「天人花」の意味・読み・例文・類語

てんにん‐か ‥クヮ【天人花】

〘名〙 フトモモ科の常緑小低木。東南アジア熱帯亜熱帯に野生し、日本では主として温室で観賞用に栽培される。幹は高さ一~二メートルくらい。若枝、葉の裏は白綿毛に被われている。葉は長楕円形、革質で対生し、長さ五センチメートルくらいで厚く、縁は全縁で短かい柄がある。夏、葉腋に径二センチメートルほどの淡紅紫色で、ウメの花に似た五弁花をつける。果実は楕円形で暗紫色に熟しジャムやパイなどをつくる。漢名、桃金嬢・桃金娘・金糸桃。〔物品識名(1809)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「天人花」の解説

天人花 (テンニンカ)

学名Rhodomyrtus tomentosa
植物。フトモモ科の常緑小低木

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android