天台止観(読み)テンダイシカン

精選版 日本国語大辞典 「天台止観」の意味・読み・例文・類語

てんだいしかん‥シクヮン【天台止観】

  1. [ 1 ] 仏書。二〇巻。天台宗法華三大部として重んぜられるものの一つ。中国隋代に宗祖智顗(ちぎ)口述を章安が筆録した書。天台宗の観心修行を説く。摩訶止観
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙 天台宗の修行である止観行。
    1. [初出の実例]「天台止観の月明らかに、円頓融通の法の燈かかげそひて」(出典:俳諧・奥の細道(1693‐94頃)出羽三山)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android