天子村(読み)あまこむら

日本歴史地名大系 「天子村」の解説

天子村
あまこむら

[現在地名]茂木町天子

高岡たかおか村の西、大平おおひら山の北麓に位置し、北部に宇都宮と茂木を結ぶ往還が通る。近世を通じほぼ常陸谷田部藩領。慶安郷帳に村名がみえ、田六九石余・畑三七石余。寛政七年(一七九五)には人数一一六、馬一六(「御巡見邑割并村高人別家数覚」山納武雄文書)、天保七年(一八三六)には人数八八(尊徳全集二三)、慶応三年(一八六七)には人数二七七(「茂木領奥州白川人足覚帳」見目荘造文書)。正徳五年(一七一五)の日光法会の際には壬生みぶ奈佐原なさはら宿(現鹿沼市)増助郷を勤め(茂木のあゆみ)、安永五年(一七七六)の日光社参時には人足一・馬一の日光街道鉢石はついし宿(現日光市)詰を命じられている(尊徳全集二三)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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