天河(読み)テンガ

精選版 日本国語大辞典 「天河」の意味・読み・例文・類語

てん‐が【天河】

  1. 〘 名詞 〙 あまのがわ。銀河。天漢
    1. [初出の実例]「天河七夕報初凉、牛女交歓闘耿光」(出典田氏家集(892頃)上・題闕)
    2. [その他の文献]〔詩経伝‐大雅・樸〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の天河の言及

【天の川】より

…銀河系宇宙の星の渦巻の縁辺が,天上を流れる川のように見えるための名。《万葉集》の七夕歌には〈天河,天漢〉の文字をあて,《和名抄》に〈天河,天漢,銀河,阿万之加八〉とあるのも,主として漢名を伝えたもので,古代中国では,天の川を漢水の気が天にのぼってなったと考え,〈銀漢〉または〈河漢〉とも呼んでいた。しかし,日本でもおそらく古くからこれを天上の川とみていたものであろう。…

※「天河」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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