日本歴史地名大系 「天沼新田村」の解説 天沼新田村あまぬましんでんむら 群馬県:桐生市天沼新田村[現在地名]桐生市相生町(あいおいちよう)五丁目大間々(おおまま)扇状地上に位置し、東は下新田(しもしんでん)村、西・北は大間々村(現山田郡大間々町)、南は新田(につた)郡阿佐美(あざみ)村(現笠懸村)。もと下新田村の一部で、近世に開墾されたという。延享二年(一七四五)の検地帳(山田郡誌)に村名がみえ、高三六一石余。近世後期の御改革組合村高帳では同高、幕府領、家数一二。文政元年(一八一八)新田郡鹿田(しかだ)村(現笠懸村)・勢多(せた)郡新井(あらい)村(現前橋市)の代わりに、新田郡嘉祢(かね)村(現新田町)・桃頭(ももがしら)村(現笠懸村)などとともに足尾(あしお)銅山(現栃木県上都賀郡足尾町)の役郷となり、桐原(きりばら)村(現大間々町)の助郷となっている(「差上証文」藤生文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by