天狗巣(読み)テングス

デジタル大辞泉 「天狗巣」の意味・読み・例文・類語

てんぐ‐す【天×狗巣】

樹木一部の枝が小枝を密生して出しているもの。巣のように見え、天狗の休み場と思われていた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「天狗巣」の意味・読み・例文・類語

てんぐ‐す【天狗巣】

〘名〙
① 樹木の一か所から多くの小枝が群生しているもの。神の休み場として切るのをきらう。鴨枝(かもえだ)
星座(1922)〈有島武郎〉「一本は雪にでも折れたのか梢の所が天狗巣のやうに丸まってゐた」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android