天盛(読み)てんもり

精選版 日本国語大辞典 「天盛」の意味・読み・例文・類語

てん‐もり【天盛】

〘名〙
酢の物、あえ物など、盛りつけた料理の上にのせる少量のあしらい。ショウガユズ、木の芽などを用いる。
畜生塚(1970)〈秦恒平〉六「向附は、こち黄身酢がけに岩茸の天盛りしたもの」
② もりそばに天ぷらを添えたもの。

てんこ‐もり【天盛】

〘名〙 高く盛ること。飯を器にうずたかく盛ること。やまもり。
※雑俳・笠付類題集(1834)「めいわくな・在のちそうのてんこ盛」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「天盛」の意味・読み・例文・類語

てん‐もり【天盛(り)】

日本料理で、酢の物・あえ物・煮物などを盛りつけた上に飾る木の芽・針海苔・芽じそなどのこと。
天ぷらを添えた盛りそば・盛りうどん。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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