畜生塚(読み)チクショウヅカ

デジタル大辞泉 「畜生塚」の意味・読み・例文・類語

ちくしょう‐づか〔チクシヤウ‐〕【畜生塚】

豊臣秀吉が養子秀次乱行のかどで自刃させ、妻妾子三十余人を斬罪ざんざいに処したのを弔った塚。京都市中京区の瑞泉寺内にある。

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精選版 日本国語大辞典 「畜生塚」の意味・読み・例文・類語

ちくしょう‐づかチクシャウ‥【畜生塚】

  1. 京都市中京区石屋町、瑞泉寺の境内にある塚。文祿四年(一五九五)豊臣秀吉が養子秀次を自害させ、幼児、妻妾約三〇人をともに処刑して三条河原に埋めた。その現場に建てられた塚が鴨川洪水で壊れ、のち慶長一六年(一六一一角倉了以が僧桂叔とともに現在地に再建し寺を建立した。秀次悪逆塚。
    1. [初出の実例]「其後、御手かけの女房衆、あまた三町かわらへ引出て、かうべをはねて一つあなに取入て、ちくせうづかと名を付てつきこめ給ふ」(出典:三河物語(1626頃)三)

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