日本歴史地名大系 「天石門別保布羅神社」の解説 天石門別保布羅神社あめのいわとわけほふらじんじや 岡山県:倉敷市旧児島郡地区広江村天石門別保布羅神社[現在地名]倉敷市福田町広江鴨(しかま)ヶ辻(つじ)山の北端向(むこう)山に鎮座する。旧郷社。祭神は天手力雄命。「備陽記」などには天形星(てんぎようせい)宮と記す。創建年などは不詳。明治七年(一八七四)の由緒書上(片岡文書)には、古老の伝承として建久年間(一一九〇―九九)より数百年前の創立と伝えるという。一説では建長年間(一二四九―五六)広江の矢(ひろえのや)ノ鼻から現在地へ遷座したという。大永年中(一五二一―二八)に古文書を烏有に帰したという。明治初年の神社明細帳(池田家文庫)には勧請年不詳、中古は天形星社と称していたが、明治三年に本号に復したとある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報