石洞(読み)せきどう

精選版 日本国語大辞典 「石洞」の意味・読み・例文・類語

せき‐どう【石洞】

  1. 〘 名詞 〙 石のほらあな。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「又西来の一道ありて、車道の下を刳鑿し、石洞の門を穿ちさり、上下に十字の路をなす」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)
    2. [その他の文献]〔述異記‐巻六〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「石洞」の読み・字形・画数・意味

【石洞】せきどう

洞窟。〔述異記、下〕武陵源中に在り。山に他木無く、盡(ことごと)く桃李を生ず。俗に呼んで桃李源と爲す。源上に石洞り、洞中り。世に傳ふ、秦末の喪亂に、中の人、此(ここ)にし、桃李の實をする、皆仙を得たりと。

字通「石」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android