天祖神社(読み)てんそじんじや

日本歴史地名大系 「天祖神社」の解説

天祖神社
てんそじんじや

[現在地名]玖珠町太田 松信

太田おおた川右岸、川の浸食により形成された谷の松信まつべらにある。背後の山を永日えいにち山といい闊葉樹の森がある。主祭神は天御中主大神・誉田別命。旧村社。久安六年(一一五〇)源為朝は父の命を受け九州に下向、玖珠郡松平まつべらの地に居住し角牟礼つのむれ山に城を築き、治承元年(一一七七)四〇歳で没したという。地元民は永日山上に為朝が信仰していた妙見八幡を祀り(元宮)、為朝の霊を合祀したと伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

事典 日本の地域遺産 「天祖神社」の解説

天祖神社

(東京都練馬区田柄4-27)
ねりまのとっておきの風景(地域景観資源)指定の地域遺産。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域遺産」事典 日本の地域遺産について 情報

世界大百科事典(旧版)内の天祖神社の言及

【神明社】より

…近世初期,全国的な土地開発の進展により,在郷町や新田村に神明社が創建され,城下町や商工都市での例と同様めざましい現象であった。なお,東京都の23区内には,芝大神宮(飯倉御厨のゆかりによる創建)を除いて神明・太神宮とよばれるものがほとんどないが,これは明治初年に東京府がいっせいに府域内の神明・太神宮を〈天祖(てんそ)神社〉(天照(てんしよう)の呼称からの発想によるか)と改称させたことによる。【萩原 竜夫】。…

※「天祖神社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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