天神の森(読み)てんじんのもり

精選版 日本国語大辞典 「天神の森」の意味・読み・例文・類語

てんじん【天神】 の 森(もり)

[一] 大阪府藤井寺市道明寺にある土師(はじ)神社道明寺天満宮)の森。
浄瑠璃・吉野都女楠(1710頃か)かちぢの御幸「藤井寺を弓手になし〈略〉示現(じげん)は今もあら人神、天神の森にぞ着にける」
[二] 大阪府高槻市にある野見神社(野見天神)の森。
浮世草子武道伝来記(1687)七「天神の森(モリ)にて名のりかけ大七を見事に討てかへりける」
[三] 大阪市北区天神橋の天満天神あたりの森。
太平記(14C後)三六渡辺の橋を打渡り、天神の森に陣を取る」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android