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道明寺天満宮 どうみょうじてんまんぐう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

道明寺天満宮
どうみょうじてんまんぐう

大阪府藤井寺市にある元郷社。祭神は菅原道真。アメノホヒノミコト,覚寿尼を配祀。 1952年に土師神社から改称。もとはこの地に土師氏が祖神のアメノホヒノミコトを祀っており,氏寺の土師寺が隣接していた。菅原氏が土師氏の一族で,天暦1 (947) 年ここに道真と伯母の覚寿尼を配祀したとされ,天神信仰の盛行とともに道真の祭神としての地位が変化したと考えられる。以来,神社は天満宮,寺は道真の別名をとって道明寺と呼ばれ一体であったが,神仏分離によって道明寺が西の隣接地に移り,土師神社と改称された。社宝に,道真の没後に遺品として納められたとされる9世紀の唐,日本の工芸品が多数あり,一括して国宝。これらは当時の貴族の好みを示す資料として貴重である。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

道明寺天満宮
どうみょうじてんまんぐう

大阪府藤井寺市道明寺一丁目に鎮座。菅原道真(すがわらのみちざね)、天穂日命(あめのほひのみこと)、菅原覚寿(かくじゅ)ほか四神を祀(まつ)る。社伝によると、垂仁(すいにん)天皇32年、皇后薨去(こうきょ)に際して、野見宿禰(のみのすくね)が埴輪(はにわ)をつくって殉死にかえた功により、土師(はじ)姓を賜りこの地に住み、のち子孫がその地に土師寺を建て、道明寺と称するに至った。土師氏はまた菅原姓を賜り、道真の伯母覚寿尼はこの寺にいたが、901年(延喜1)道真左遷のとき、道真は伯母に別離を告げに立ち寄り、自身の木像を渡した。道真没後その木像を神体として奉斎したのが本社の起源という。1872年(明治5)神仏分離して土師神社と称したが、1952年(昭和27)現在名に改称。旧郷社。例祭2月25日。当宮には道真の遺愛の品とされるものが蔵され、平安貴族の生活をしのばせる銀装革帯(かくたい)(石帯)、玳瑁装牙櫛(たいまいそうげくし)、牙笏(げしゃく)、犀角柄刀子(さいかくつかとうす)、伯牙弾琴鏡(はくがだんきんきょう)、青白磁円硯(せいはくじえんけん)などはいずれも国宝である。[鎌田純一]

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