天聖寺(読み)てんしようじ

日本歴史地名大系 「天聖寺」の解説

天聖寺
てんしようじ

[現在地名]八戸市十六日町

十六日じゆうろくにち町の東側に位置する。法海山と号し、浄土宗本尊阿弥陀如来。寛保四年(一七四四)の諸寺院寺号山号帳(八戸市立図書館蔵)に「一盛岡大泉寺末寺 法海山天聖寺」とある。御領内寺院来由全(同館蔵)によれば根城南部氏時代からの寺で、かつては根城ねじようにあり、涼雲山善道寺と称したが、元和五年(一六一九)に館下南門前に移り、のち現在地に移ったという。開山は天誉とされる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報