天野新田(読み)あまのしんでん

日本歴史地名大系 「天野新田」の解説

天野新田
あまのしんでん

[現在地名]新潟市天野

楚川そがわ村の南西、信濃川右岸の旧蛇行跡内に立地。従来は東西を河道に挟まれた洲島で、現在も蛇行形がうかがえる。元禄一二年(一六九九)の村年号間数方角之帳(新発田市立図書館蔵)に慶安三年(一六五〇)の開発とある。寛文七年(一六六七)と思われる御領内見分之書付(貴船家文書)では四三軒・二六〇人。元禄郷帳では高一一三石七斗余。明治三年(一八七〇)の村明細帳(須田寅造氏蔵)では一一九軒・六九六人で、高二七〇石四斗余。うち延享二年(一七四五)の川欠けなど破堤被害により五〇石余が免除地。一方、嘉永五年(一八五二)の二町三反余ほか一三町歩ほどが明治二年まで起返り地となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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