最新 地学事典 「太子河系」の解説
タイズーホーけい
太子河系
Taizihe System
中国東北地方,遼寧省の太子河流域を中心とする石炭~ペルム系。下部は砂岩・砂質頁岩・頁岩からなり,薄い炭層とレンズ状石灰岩を挟み,厚さ120~250m。石灰岩は有孔虫・サンゴ・腕足類の化石を含む。中部は頁岩を主とし砂岩を伴い,稼行炭層を挟み,植物化石を産する。厚さ300~350m。上部は砂岩を主とし頁岩を挟む。砂岩は下部で黄色,上部で紅色。厚さ400m以上。オルドビス系を平行不整合に覆い,上部ペルム系?に傾斜不整合で覆われる。1926年坂本峻雄によって命名され,その後多くの研究者によりさまざまに区分・対比されたが,現在では王鈺ほか(1954)が,下から,本渓統・月門溝系(黄旗統と柳塘統)・石盒子系に分けたのが用いられている。参考文献:中国科学院地質研究所(1966) 中国地層典,七,石炭系
執筆者:山下 昇
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

