太田邦夫(読み)オオタ クニオ

20世紀日本人名事典 「太田邦夫」の解説

太田 邦夫
オオタ クニオ

昭和・平成期の病理学者 東京医科歯科大学名誉教授;東京大学名誉教授;元・日本医学会会長。



生年
大正2(1913)年2月23日

没年
平成9(1997)年4月23日

出生地
兵庫県神戸市

学歴〔年〕
東京帝国大学医学部医学科〔昭和12年〕卒

学位〔年〕
医学博士(東京帝国大学)〔昭和19年〕

主な受賞名〔年〕
勲三等旭日中綬章〔平成1年〕

経歴
東京帝国大学医学部助手、昭和16年東京帝国大学臨時附属医学専門部講師、癌研究所病理部長、23年東京医科歯科大学教授、38年東京大学教授、47年老人総合研究所所長を歴任。59年〜平成4年日本医学会会長を務めた。また昭和43年札幌医科大学で行われた日本初の心臓移植手術“和田心臓移植”では、検察側の依頼で移植後死亡した患者の心臓弁の鑑定を担当した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「太田邦夫」の解説

太田邦夫 おおた-くにお

1913-1997 昭和-平成時代の病理学者。
大正2年2月23日生まれ。癌(がん)研究会癌研究所病理部長,東京医歯大教授などをへて,昭和38年東大教授となる。47年東京都老人総合研究所所長。がんの発生,老化の研究などで知られる。日本医学会会長,日本基礎老化学会会長をつとめた。平成9年4月23日死去。84歳。兵庫県出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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