夫馬郷(読み)ぶまごう

日本歴史地名大系 「夫馬郷」の解説

夫馬郷
ぶまごう

大原おおはら庄の南西部、夫馬付近にあった郷。文永二年(一二六五)正月付仁和寺法助法親王御教書(大原観音寺文書、以下同文書は省略)に「大原庄夫馬村」と初見。これより先、弘長三年(一二六三)四月大原庄預所宗秀上座より夫馬村のうち平野山成正名の田四反・畠三反が観音寺に寄進されていた(宗秀寄進状)。弘安三年(一二八〇)一二月円智寄進の「大原庄夫馬一色郷宗弘名」の一反(円智寄進状)をはじめ、当郷内の地が鎌倉から室町期にかけ多く観音寺に寄進されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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