夭夭(読み)ヨウヨウ

デジタル大辞泉 「夭夭」の意味・読み・例文・類語

よう‐よう〔エウエウ〕【××夭】

[ト・タル][文][形動タリ]若若しく美しいさま。顔色が穏やかでのびのびしているさま。
「桃の―たる時節にはあらねども」〈鉄腸・花間鶯〉

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精選版 日本国語大辞典 「夭夭」の意味・読み・例文・類語

よう‐よう エウエウ【夭夭】

〘形動タリ〙
① 若々しく美しいさま。みずみずしいさま。若い勢いが盛んにあふれ出るさま。
異制庭訓往来(14C中)「夫芙蓉之眸夭夭。楊柳之粧嫋嫋」 〔詩経周南桃夭
② 顔の和らいでのびのびしているさま。喜ばしいさま。

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普及版 字通 「夭夭」の読み・字形・画数・意味

【夭夭】ようよう(えうえう)

若く、しなやかなさま。〔詩、周南、桃夭〕桃の夭夭たる (しやくしやく)たる其の 之の子于(ここ)に歸(とつ)ぐ 其の室家に宜しからん

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