


伝〕に「其の頭頸を夭嬌(えうけう)するなり」という。若い巫女が手をあげ、髪を乱して舞う形は
(しよう)で、笑の初文。その前に祝詞の器である
(さい)をおく形は
(若)、ゆえに夭若の意がある。その祝詞を捧げて舞う形は
(呉)、神を
(たの)しませることをいう。
・
には笑い
しむ意がある。もと神を
しませる意であった。また早折を夭といい、災いを殀(よう)という。その鬱屈の象をとるものであろう。
(奔)の三字をこの部に属し、〔玉
〕も同じ。幸を夭
(ようぎやく)の会意とし、夭死の逆であるから幸の意であるとするが、理に拘泥した説である。幸は手械(てかせ)の象、それを手に加えるを執という。喬・
の従うところは、枉屈(おうくつ)というよりも矯首の象。夭・
(そく)は意象の近い字である。
(笑)、また
声として
・
(妖)など七字を収める。夭は夭屈して舞う形、それに両手をあげた形を加えたものが
である。
が艸に従うのと同じで、艸は両手の象。
y
は同声。夭・幺は、拗折(ようせつ)・拗転するものをいう。幼・幽yuは束ねた糸たば、糸たばに火を加えて燻(くす)べて黒色とすることを幽という。
はまた窈に作り、
・幽はくらくかすかな意、みな声義に通ずるところがある。
▶・夭枉▶・夭横▶・夭喬▶・夭
▶・夭矯▶・夭屈▶・夭昏▶・夭采▶・夭摧▶・夭札▶・夭殺▶・夭死▶・夭疾▶・夭邪▶・夭寿▶・夭傷▶・夭殤▶・夭紹▶・夭逝▶・夭折▶・夭絶▶・夭胎▶・夭鳥▶・夭年▶・夭没▶・夭魔▶・夭命▶・夭冶▶・夭夭▶・夭
▶・夭麗▶
夭・早夭・蚤夭・胎夭・天夭・桃夭・殀夭出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...