奇士(読み)キシ

デジタル大辞泉 「奇士」の意味・読み・例文・類語

き‐し【奇士】

言行の特にすぐれた人。
おかしな言行をする人。奇人

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精選版 日本国語大辞典 「奇士」の意味・読み・例文・類語

き‐し【奇士】

  1. 〘 名詞 〙 言行の世にすぐれた人。なみはずれた器量をもった男子。平凡でなく、人を驚かせるような人。
    1. [初出の実例]「さなくば人に奇士と云わるる様な行もなうて」(出典:史記抄(1477)一九)
    2. 「此良沢といへる男も、天然の奇士にてありしなり」(出典:蘭東事始(1815)上)
    3. [その他の文献]〔史記‐陳丞相世家〕

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普及版 字通 「奇士」の読み・字形・画数・意味

【奇士】きし

衆にすぐれた人。漢・司馬遷〔任少(安)に報ずる書〕僕其の人と爲りをるに、自ら守るの奇士にして、親に事(つか)へて孝、士と與(とも)にして信、財に臨んで、取與(しゆよ)義あり、別讓り。

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