奇人(読み)キジン

デジタル大辞泉 「奇人」の意味・読み・例文・類語

き‐じん【奇人/×畸人】

性格言行が普通とは異なっている人。変人
[類語]変人変物変わり者変わり種難物怪人変質者狂人気違い左巻き狂乱狂気乱心狂う発狂瘋癲ふうてんふれる気がふれる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「奇人」の意味・読み・例文・類語

き‐じん【奇人・畸人】

  1. 〘 名詞 〙 性格や行動などが、ふつうの人とは異なっている人。変人。
    1. [初出の実例]「公嘗夢遇一奇人、容貌非常」(出典家伝(760頃)下)
    2. 「惟然坊は元祿の一畸人にして、一茶坊は今世の一奇人也」(出典:俳諧・おらが春(1819)跋)
    3. [その他の文献]〔荘子‐大宗師〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「奇人」の読み・字形・画数・意味

【奇人】きじん

ひま人。また、不遇の人。変わりもの。非常の人。〔後漢書、隗囂伝〕(方)聞く、烏氏に池の山り。~其の傍らに時に奇人りと。

字通「奇」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android