奇字(読み)きじ

精選版 日本国語大辞典 「奇字」の意味・読み・例文・類語

き‐じ【奇字】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ふつうと違っためずらしい文字。文や詩についてもいう。
    1. [初出の実例]「奇字奇文看不足」(出典本朝麗藻(1010か)下・和戸部尚書同賦寒林暮鳥帰〈具平親王〉)
    2. 「玄嶽大和山賦は、奇字異字夥しく」(出典:蛻巖先生答問書(1751‐64か)上)
  3. 漢字の六体の一つ。孔子旧宅の壁中から出た書の文字(古文)に似て、それとも異なる変わった形をした文字といわれる。〔漢書芸文志

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 項目

普及版 字通 「奇字」の読み・字形・画数・意味

【奇字】きじ

異形の字。

字通「奇」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む