奇書(読み)キショ

デジタル大辞泉 「奇書」の意味・読み・例文・類語

き‐しょ【奇書】

珍しい書物。珍書

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「奇書」の意味・読み・例文・類語

き‐しょ【奇書】

  1. 〘 名詞 〙 珍しい書物。珍書。
    1. [初出の実例]「天下竒秘世所稀有者とは書の竒書秘書ぞ」(出典:寛永刊本蒙求抄(1529頃)九)
    2. 「国会開設前後の事が精細に分る奇書を得ました」(出典:雪中梅(1886)〈末広鉄腸〉発端)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「奇書」の読み・字形・画数・意味

【奇書】きしよ

ふしぎな書。〔漢書、郊祀志上〕齊人少帛書を爲(つく)りて以て牛にせしめ、陽(いつは)りて知らざるまねして言ふ、此の牛の腹中に奇書りと。~天子、其の手(手迹)をる。之れを問ふに、果して爲れる書なり。

字通「奇」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android