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帛書 ハクショ

デジタル大辞泉の解説

はく‐しょ【×帛書】

絹布に書いた手紙。また、文字の書いてある絹布

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世界大百科事典 第2版の解説

はくしょ【帛書 bó shū】

中国で(布)に書かれた書をいう。紙が発明される以前の書写材料としては古くは竹や木の札(簡牘(かんとく))が多く用いられてきたが,帛もその一つであった。現存する帛書の古いものとしては,1934年に湖南省長沙市東郊の戦国墓で発見された楚の帛書がある。彩色の絵入りで,宇宙秩序の神話的起源や人間の社会行動の吉凶を記した神秘的なものであるが,1973年には同じ長沙の馬王堆(まおうたい)漢墓の3号墓から帛に書かれた書籍が大量に発見された。

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大辞林 第三版の解説

はくしょ【帛書】

絹に書かれた文字や手紙。

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図書館情報学用語辞典の解説

帛書

「はくしょ」と読む.絹布に書かれた書物.古代に紙の発明以前,書写の材料として絹が用いられるようになり,墨で描くのに筆が一般に用いられた.簡策(竹簡木簡)はかさばって重く,携帯に不便であったので,それに代わるものとして登場したが,絹布は値段が高く,書写の材料としては不適当であった.その遺品は西域地方の古墳から発見されており,1972年には,湖南省長沙の馬王堆から『戦国策』や老子のおびただしい帛書が出現した.

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世界大百科事典内の帛書の言及

【紙】より

…現在,漢代の竹簡,木簡が中国本土はもとより新疆ウイグル自治区などの辺境で多数発見されているが,漢代になると白絹を書写の材料とすることが盛行した。白絹に文字や絵を書いたものを〈帛書〉〈帛画〉と呼んでいる。竹簡,木簡類は1片に狭いものでは1行,広いものでも数行しか書けず,1冊の書物を写すことになると多数の簡を皮紐でしばったが,重くて携帯に不便であり,披閲も容易でなかった。…

※「帛書」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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